占い依存をやめたい!占い依存の末路と克服する方法

占いって楽しいですよね。結果が出る間のドキドキ感や、個性豊かな占い師さんとのトークもとっても楽しいです。

しかし、何か心配な事が起こる度に占いに頼らないと気が収まらなかったり、鑑定結果に納得がいかなくて1日に何件もの占い館をハシゴしたり…。そんなことを繰り返していたら経済的にも苦しくなってしまいます。それでも占いをやめられない…。

私がかつて、そのような状況でした。立派な占い依存でした。

自分を助けてくれるはずの占いが、自分を苦しめている。こんな悲しい事ってないですよね。同じように悩んでいる方は多いのではないでようか?自分が占い依存だとはなかなか人にも相談しづらい内容でもあります。

でも大丈夫。元占い依存者で現在は占い師として活動する私が占い依存をやめた方法を伝授いたします。

そしてあらゆる事を占いに委ね続けた結果、どのようなで維新状態になるかも紹介しますので、最後まで読んでくださいね。

私が占い依存になったきっかけは当時付き合っていた彼氏

・占い依存になる人は自分に自信がない

当時私はキャバクラ嬢として働いていました。仕事は楽しかったけど何となくパッとしないし、当時同棲していた彼氏ともマンネリで刺激不足でした。

そんな中、お店で出会った8歳年上の彼。彼は私が働いていたお店のオーナーの友人でした。夜の仕事が長い彼との会話は刺激的なのに、何故かいやらしく感じない。今までこんな男性に会ったことはありませんでした。

私はずっと見た目や能力にコンプレックスを抱えていました。でも彼は、女の子のルックスで態度を変えるような人ではなく、どんな女の子とも楽しく会話をしていました。

ある日、私はお店の女の子のヘルプ対応をしていました。キャバクラは指名が取れる女の子が全て。ヘルプを頑張ったとしても評価なんてされません。しかし彼は、私が働いている姿をずっと見ていてくれたのです。「ヘルプでもどんな席でも笑顔で頑張って偉い」彼は私にそんな言葉を掛けてくれました。そして何と私を指名してくれました。

認めてもらえたのが嬉しかった。私は彼に恋をしました。

・憧れの彼が彼氏に…!でも彼の態度に不安になる日々

ある日、私は彼から食事に誘われ、その日のうちにお付き合いをする事になりました。同棲していた彼氏とは速攻別れ、大好きな今の彼氏の彼女になれた喜びを噛み締めていました。

彼は私に胸が高鳴るような愛情表現をしてくれました。しかし、何故か段々と彼の態度が冷たくなっているような不安感に襲われるようになりました。

彼に嫌われた?冷められた?疑心暗示に日々。でも彼は毎日、私の仕事の帰りに迎えに来てくれたり、こまめに連絡をくれるのです。

形だけ見ると大事にされているような感じはする、でもなんかモヤモヤする。我慢できなくなった私は彼にもっと愛情表現をして欲しい事、そして「私のことを好きなの?」と尋ねました。

彼は「お前がちゃんとしてないから」とか「お前がいい子じゃないから」とめんどくさそうに私を責めるのです。そして「いい子にしていないと手放すぞ」とまで言います。私は彼が求める「いい子」がわかりませんでした。

しかし、彼は変わらず連絡をこまめにくれて、そこには彼なりの愛情を感じていました。しかし何となくしっくりいかない。

彼が私をどう思っているのかわからないから確証が欲しくなります。でも彼に確認したら嫌われそうだし…。そんな中私は「電話占い」の存在を思い出すのでした。

・占い依存にるのは「考えても答えが出ない」悩みを抱えた時

電話占いのサイトにアクセスすると、早朝だったせいか待機していた先生は1人。藁にでも縋る気持ちで電話をし、彼との現状、彼の私への気持ちを先生に尋ねました。きっとその時の私は凄い迫力だったと思います。

担当占い師は優しく「安心して。彼は貴女を愛している」「彼の愛情表現は変わっているから気にしないで」と優しく私を論しました。

「安心して」「彼は貴女を愛している」この言葉に私は憑き物が落ちたように落ち着くのでした。大きな不安からの解放。この感覚もとても気持ちが良かったのも覚えています。

そして、占いの請求額を見ると6,000円を超えていました。

占い依存者の末路

・自分で考えず楽に安易に安心を求めるようになる

今だから言えますが、当時の彼氏はいわゆるモラハラでした。それ以外にも金銭問題や女性トラブルをたくさん持ってくる人でした。クズってやつです。

しかし、私は心底彼に惚れ込んでいました。彼がどんなに私にとって辛い現実を持ってきても私はそれを認めたくなかった。

だから、いろんな占い師に「彼は私のことを好きですか?」と聞いて周り、私が欲しい答えを貰い、心の安定を求め続けていました。

よく考えなくても彼が私を大事にしていないのはわかりますよね。でも、私はそれに気が付いてしまった時のショックに耐えられない。だから、今日も安易に楽に自分の頭を使わず、都合のいい言葉を求め続けていたのでした。

当時は、占いや恋愛だけでなく仕事や他の人間関係にもその傾向がありました。

・占い依存は安心依存

私は大きな不安を感じた後に、占いによってもたらされる安心感にも病みつきになっていました。力一杯力んだ後に一気に脱力するようなホッとした感覚。これがすごく気持ちいいんです。

私は安心感って麻薬と同じ作用があるのではないかと思っています。

しかし、そのうち占いに慣れてきた私は鑑定結果を疑ってかかるようになります。「上げ鑑定をしているんじゃないか」と…。でも自分が求める鑑定結果じゃないと絶対嫌なんです。

そんな矛盾を抱えながら「私が求める答え」にプラスして「私が納得する説明」ができる占い師を求め再び翻弄することになるのでした。

占いお金は月に10万円以上は使っていたと思います。お金がなくなるとYouTubeの占い動画を見漁っていました。

側から見ると滑稽に見えますが、当時を振り返ると喉か渇いて水を飲んでいるのに潤わない。それどころかどんどん喉が渇いて頭がおかしくなるような感覚でした。

依存症の私は浮気性

・変わらない男の趣味

恋心はあっけないもので、あれだけ好きだった彼氏に私は冷めてしまいました。彼のモラハラが嫌だったからではありません。他にいい男性を見つけたからです。

5歳年下の彼とは、友達以上恋人未満の楽しい関係でした。それで私は良かった。しかし、何を思ったのか彼は私を彼女にしたいと言ってきたのです。正直、嬉しかった。だから、私はそれに応じました。しかし、彼もまた前の彼氏と同じような男だったのです。

付き合おうってなった日から彼からの連絡が途絶え、彼のインスタには他の女の子と映った投稿が毎日のように上がる、彼も私に電話をよくくれましたが、私を安心させるようなことは1つも言ってくれませんでした。

・やっと出会えた私の理想の占い師

不安な毎日の中、私はとある占い館に入りました。そこで私は運命の占い師の先生に出逢います。

若い女性の先生でした。先生は、私が欲しい言葉を惜しみなく、わざとらしくなく与え、私を納得させる話術をも持ち合わせていました。まさに私が求め続けていた占い師です。

先生は「彼は貴女はもう自分の女だと思っているから、多少は扱いは雑になるよ」先生の「自分の女」と言う響きにドMな私はクラクラしてしまいました。

私は先生の所に週2日、多い時は3日通うようになっていました。先生とは男の話や下ネタ。酒の話まで占い以外の話を沢山してゲラゲラ笑いました。

何より先生はメンヘラに理解がありました。だから依存体質でメンヘラな私は先生と話した後は「私はこれでいいんだ」という気持ちになり楽になるのでした。

私は自分が立派な占い依存だとうことは自覚していて、そんな自分を恥ずかしくも思っている所もありました。だから、「占いじゃなくて夜職とかいろいろ辛いから先生と話をしにきてるんだ!!」

と自分に言い聞かせながら占いに足を運んでいました。

重度占い依存の私が占い通いを辞めたわけ!

・すがっていた占いが大外れ!今まで何だったんだよ!

そして2020年の年末、衝撃的な事実が私を襲います。私と「付き合っていた」という彼、他に女がいました。しかも複数。おまけに彼女はもちろん、他の女の子を風俗に落としてお金を貢がせるなんてことをしていた事まで判明しました。

情報を私なりに整理すると、彼にとって私は何のメリットもないので、だだの都合のいい時にセックスする女。だったんだろうと思います。

私だって初めはセフレで良かったよ!なんで付き合うとか余計なこと抜かすんだよ!と頭が沸騰すると同時に信頼していた占い師の先生の言葉を思い出しました。

彼は私の事なんか全然好きじゃないじゃん。今まで何だったの。と思うと同時に、私は占い師の先生から「接客」をされていただけだったんだと気がつきました。

鑑定結果が私の意にそぐわないものであれば、私は決して受け入れなかったはずですし、反発したりかなり面倒くさい客になっていた事でしょう。

先生は私の「ニーズ」をしっかり把握し、それにきちんと答え、きっちりとビジネスをしていただけなのでした。

私は自分のバカ加減と、先生の接客業としての優秀さに笑いがとまらなくなってしまいました。

・占い依存を辞めたいなら占いを勉強する

さて、私もいつまでも自分の馬鹿さ加減に泣いたり、笑ったりもしていられません。その日から本を読んだり、反省の日々を過ごしました。

しかし、それでも私は占いを嫌いになれませんでした。

そして、ある日書店で絵柄がとても美しい易タロットも見つけまました。

そしてその日から易を勉強し、易の魅力に夢中になりました。簡単にいうと、易にはスピリチュアル要素は一切なく、すっぱっと答えが出ます。学問だと私は思います。

自分にとって都合が悪い結果が出たとしても、アドバイスもしっかり出して受け入れられるだけの説得力があります。ぐうの音も出ません。

特に高嶋易断のブログを読むのはとても楽しいし、勉強になります。私は、自分が悩んだり問題に思った時は易を立てたり、本を読んだりするようになりました。

それから、占い館には足を運んでいません。でも私は弱い人間です。今でも大きな不安に襲われると電話占いに頼りたくなる衝動に駆られます。

そんなときは、深呼吸をして、考えて、落ち着きます。頑張ります。何より今の私には易学という最高のパートナーがいるのです。

やっぱり1番大事なのは自分で考えられる力を鍛える事ですよね。

私の易の解釈を書いたブログです。

まとめ 占い依存はやめられる!

私が占い依存を脱出した方法は

・すがっていた占いが大外れ!今まで何だったんだよ!って体験をしてみる

・占い依存を辞めたいなら占いを勉強する

ひとつ目はかなり荒療治になりますが、人間痛い思いをしないとなかなか変われません。

当時の私は心の違和感に本当は気が付いていたのに、それを認めようとしなかった。認めてしまったら自分が壊れてしまいそうで怖かった。だから安易な占いに逃げたんです。

でも私は担当してくれた占い師の先生の事を全く憎んでいません。

むしろ、占い依存者でモンスターのような精神状態の私の相手をしてくれて、ありがとうと思っています。当時は大変でしたが、今では笑い話です。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました